重要なのは「自伝」「フレームワーク」の背景にある経営戦略の考え方です。実は経営学にその知見が数多くあるのですが、それは必ずしも知られてない面があります。いわば「経営の軸(ヒント)」をわかりやすく解説し、経営の実務にどう活用していけばいいのかを紹介しています。
経営について書かれた書籍は多数あります。「著名経営者の自伝」「MBA本」「フレームワーク」などなどです。ただ、「自伝」は非常に学びますは多いのですが、取組を真似るだけではうまくいきません。また「フレームワーク」も背景をよく知ったうえで使わないと、魂のない抜け殻になる面が多々あります。

(初心者向け)FOMCの注目ポイントは?何をみたらいいの?(米国経済・米国株)
FOMCってよく話題になるけど、どの点に注目したらいいの?どうやって情報収集するの? こんな悩みを解決します。 まとめ(ざっくりいうと・・) FOMCは4つの材料をチェック 注目材料①声明文(2日目1 ...

イノベーションが創造されるプロセスを知る~野中教授の知識創造理論(SECIモデル)~
イノベーションをいかに創造するか?は企業共通の最大の課題です。 経営学でも、イノベーションは一大テーマとして様々な切り口(経済学的、心理学的、社会学的アプローチ)で分析が進められています。 特にイノベ ...

イノベーションを生みだすには~組織学習と知の探索・知の深化の必要性~
企業が存続していくために、イノベーションは死活的に重要です。ドラッカーが企業の「マネジメントの基本機能はマーケティングとイノベーションの2つである」と言い切っているように、イノベーション活動は企業活動 ...

「成功にはまず行動(トライ)が大事」「成功は失敗のもと」を論理的に理解する~認知心理学に学ぶ経営のヒント(カーネギー学派の企業行動理論)
イノベーションをいかに起こしていくか、そのために企業はどう変わるべきなのか?というのは経営者が常に抱える課題です。 入山章栄「世界経済の経営理論」によれば、イノベーションや組織学習のメカニズムは、認知 ...

将来が不透明な状況で事業戦略をどう構築するか~リアル・オプションの事業戦略への応用~
ヘルスケア分野は伸びていきそうだけど、どれぐらい市場が拡大するのが予想がつかない・・・。インドが注目されるけど、進出してよいものか・・・。買収したい会社があるけど、実態や成長力がつかめない・・・ こう ...

競合相手との競争では損しない戦略を考えるべき~ゲーム理論に学ぶ戦略論~
競合相手との争いというのは独占企業でない限り、どこでも発生します。問題は「競争相手がいる中で、どういう戦略をとることが正解か?」です。 その時に考えなくてはいけないのが、「自分が動けば、相手も動く」と ...

社内で対応するか外部に任せるかは長い目で見た取引コストで考えるべき~取引費用理論とホールドアップ問題~
どこまでを自社で内製し、どこまでを外注するか、というのは経営をしていく上での大きな悩みになっています。例えば、 ・海外進出をしたいけど、海外に子会社を作ろうか、現地企業と合弁会社を作ろうか、現地企業に ...

経営判断のための軸を持とう~経営学に学ぶヒント~
日本には400万社強の企業があります。その企業1社1社がそれぞれの従業員を抱え、お客さんに商品やサービスを提供しています。まさに経営をしているわけです。では経営がうまくいっているか、そうでないかという ...

レモンの原理とスクリーニング・シグナリング:情報の非対称性をなくすことがビジネスチャンスに~経営学に学ぶヒント~
企業が収益を上げる(いい経営をする)には激しい競争環境から「差別化」を図ることにある、といっても過言ではありません。ただその「差別化」の手段は様々あり、それをどう実現するかが大きなポイントになります。 ...

産業・企業グループで異なる3つの競争の型を知り、戦略を練ろう~経営学に学ぶヒント~
自動車業界の競争の型とIT業界の競争の型は大きく異なります。自動車業界は製品サイクルが4年程度と長く、「安全で」「快適な」きちんと作ったうえで販売します。一方、IT業界は次々に新しい商品が生まれ、その ...