こんにちは、たりくんです。
株式を買う人には、ざっくり分けると企業決算や戦略、経済の動きを重視するファンダメンタルズ派の人と、チャートなどを重視するテクニカル派の人がいます。
ただ、本当に成功している人はどちらも見ています。
ファンダメンタルズで「これは株価が上がりそうだ」と思っても、テクニカルをみずに買い時を間違えれば利益は本当にでないです(長い目だと逆もしかりです)。
私は元エコノミストなので職業柄ファンダメンタルズを重視しがちなのですが、テクニカルをあまりみないでに買ってしまったときは、往々にして失敗してきました(汗)
テクニカルな指標もしっかり学んで、稼げる投資家になりましょう。
なお、テクニカル手法は数多ありますが、わかりやすいものを使いましょう。
以下では、私も使っているおすすめのテクニカル手法を紹介していきます。
まとめ(ざっくりいうと・・)
- 株価の底と天井の目安を知る(ボリンジャーバンド、ストキャスティクスRSI)
- 上昇トレンドをつかむ(移動平均、ゴールデンクロス)
- 複雑なテクニカル手法でなくても、シンプルな方法で勝率は上げられる
目次
株価の底と天井の目安を知る①ボリンジャーバンド
有効なテクニカル手法の一つ目はボリンジャーバンドです。
株は、簡単に言えば底と天井がわかれば、底で買って、天井で売ればいいわけです。
「それが分かれば苦労しない」わけですが、そのヒントが得られる有効な手法です!
早速、日経平均を例にみてみましょう。
こちらは日経平均の最近の動きを示したグラフです。
実際の株価に加え、上と下に青い線がありますね。これが底と天井のめどになります
(数学的には平均から2標準偏差乖離した数値が青線なんですが、使うだけなら知らなくてOK!)
なので下の青い線に引っかかったら買い、上の青い線に引っかかったら「売り」です。
3~4月の局面では見事にあてはまってますね!
ちなみにこのグラフはTradingViewという無料のサイトで作れます!
一昔前はお高いソフトを使わないとできなったんですが、本当にいい時代になりました(汗)
株価の底と天井の目安を知る②ストキャスティクスRSI
次のテクニカル手法はストキャスティクスRSIです。長いのでストキャスと言ったりします。
これもボリンジャーバンドと同じく、株価の底と天井が分かるテクニカル手法です。
先ほどのボリンジャーバンドと合わせてみてみましょう。
下のグラフがストキャスですね。
見方は20を下回ったら(白いところに入ったら)底のサイン、80をうわまったら天井のサインです。
またグラフが青とオレンジの二つありますが、青のほうが早めに、オレンジのほうが遅れてでます。
青がいい!ということではなく、反応重視なら青、安定重視ならオレンジ、と好みによります。
ボリンジャーバンドと似たような結果ですね。
ただ3~4月だと天井の反応はRSIのほうが早いです(結果としてはさらに上がってきました)。
ストキャスのほうがより短期運用重視、と考えるとよいかもしれません。
上昇トレンドをみつける(移動平均線)
ボリンジャーバンド、ストキャスの有効性、わかっていただけましたでしょうか??
株価のサイクル(上がったら調整、下げたら調整)をとらえるときに本当に有効な手法です。
ただ、先ほどのグラフを見ていただくと、日経平均は5月も上昇し続けてますが、この2つのテクニカル手法では買いに入れてません。
なぜかというと、株価はサイクルだけではなく、トレンドで上昇し続けることがあるからです。
サイクルだけでも儲けは出ますが、「トレンド」も取りたい!という人もいるかもしれません。
強欲ですね・・、でも大事です。
トレンドをつかむテクニカル手法も色々ありますが、一番シンプルで有効なのは移動平均線です。
上記のうち黄色いグラフが移動平均です。
20日、50日、100日、200日の4つなのでちょっとみにくいですが、長期のトレンドを見つけるときは、50日と200日が良いように思います。
ポイントは50日(短期の移動平均線)が200日(長期の移動平均線)を超えた時で、ゴールデンクロスといって上昇トレンドの始まりです。つまり買い時です。
その点で、日経平均は3月半ばがゴールデンクロスでその後は超え続けている(上昇トレンドが続いている)から売る必要がないわけです。
逆に50日(短期の移動平均線)が200日(長期の移動平均線)を下回った時がデットクロスといって下落トレンドの始まりです。ここまでには売っておかないとかなり危ないです。(ショートの買い時ではあります)。
テクニカル手法をうまく使って、成功確率を高めよう!
いかがでしたでしょうか。
今回はテクニカルのシンプルな使い方を触れてきました。
複雑な手法ではないのですが、こうしたシンプルな手法を知っておくだけでも勝率は上がります。
(投資に100%の勝ちはありません)
なお、本ブログの内容だけでも売り買いはできますが、より深く知りたい方は下記の書籍などがおススメです。
投資の成功にむけた一助になれば幸いです