まとめ(ざっくりいうと・・)
- NYダウは安定成長が期待できる30銘柄で構成されています
- 安定的な成長が期待できるので長期保有が基本です
- 景気が低迷、金利が低下し始めた時が買いやすいタイミングの可能性があります
- NYダウを買うなら手数料が安いETFのDIAがおすすめ
- 為替ヘッジ付きならNF/米国株NYダウヘッジ有(2846)がおすすめ
目次
NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)を買うならETF
投資をまだしたことはない人もNYダウ、という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
NYダウとはダウ・ジョーンズ工業株価平均の略称で、米国の主要な企業30社で構成されている指数です。
米国株の入門といってもいいNYダウですが、どうやって買えばよいでしょうか?
大きくは2つで、1つは投資信託として、2つ目はETFです。
おすすめは手数料が安く、当日中に購入ができるETFです。
デメリットがあるとすれば、分配金が自動で積み立てされないことぐらいです。
以下では、①NYダウの特徴、③買うタイミング、③おすすめETF銘柄について紹介します。
NYダウは安定成長が期待される30銘柄で構成
銘柄の中にはマイクロソフトやアップルといったIT銘柄も入っています。
ただ実はウェイトは必ずしも高くありません。
30銘柄のうちウェイトが大きい企業をみると、ダウの特徴が浮かびあがってきます。
一言でいえば、安定成長銘柄ということです。ウェイトが大きい企業のトップ5は以下です。
NYダウ構成銘柄Top5
1.United Health Group(世界最大のヘルスケア企業)11.2%
2.Goldman Sachs Group(米国No1の証券会社)6.9%
3.Home Depot(住宅リフォーム・ホームセンター最大手)6.0%
4.Amgen(バイオ医薬品)5.5%
5.Mcdonald(ハンバーガー世界最大手)5.3%
(※)2022年10月27日時点
皆さんはどんな印象をもったでしょうか。
バイオなどのグロース銘柄(急成長期待で買われる企業)も入っていますが、ヘルスケアや住宅リフォーム、マクドナルドなどすでに確固たる基盤がある安定成長企業のウェイトが高いですね!
世界時価総額ランキングでTop5のAppleやMicrosoftなどのIT銘柄も組み込まれていますが、実はTop5には入っていません。
GoogleやAmazonもNYダウには入っていないんですよね。
不況期にも強い安定成長銘柄というのがNYダウの特徴だと思います。
長期保有が基本。景気が低迷し・金利が低下する局面が買い時
ポイントは不況期にも強い安定成長銘柄ということです。
1つは安定成長なので、長期保有にはもってこいの銘柄ということです。
一回買えばずっと持っていると、雪だるま式に増えていくことが期待できますね!
もう一つは不況期で金利が下がっている局面です。
ウェイトが大きいヘルスケアは景気が良くても悪くても利用されます。
またマクドナルドも好況・不況関係なく食べますよね(食品銘柄全般に言えますが)。
そうなんです。
つまり景気が悪くなってくるとき、特に金利が下がり始めたときというのはNYダウは相対的に強いインデックスになるわけです。
IT企業は景気がいいときはどんどん株価は上がってきますが、景気が悪いと成長期待が下がるので、どうしても株価は下がりがちなんですね。
2022年10月時点では米長期金利が4%まで上がったものの落ち着き始めており、これから景気悪化する懸念が出ています。
こうした局面ではIT銘柄よりもNYダウのほうが相対的に買いやすいかもしれません。
おすすめETF銘柄2選
投資信託も含めるとたくさんあるのですが、特におすすめのETFを2つ挙げています。
ポイントは①経費が安いか、②為替ヘッジがついているか、です。
おすすめETF① DIA
おすすめETFの一つ目はDIAです。
DIA
〇銘柄(ティッカー): SPDRダウジョーンズインダストリアルアベレージ(DIA)
〇経費率(年率):0.16%
〇分配金利回り:1.96%
(※)経費率、分配金利回りは2022年10月時点
シンプルにダウ平均に連動するETFですが、経費率が0.16%と非常に安いです。
正直に言って投資信託の手数料は高いです(汗)
おすすめETF②NF・米国株NYダウヘッジ有ETF(2846)
2つ目は為替ヘッジ付きのETFです。
NYダウヘッジ有ETF
〇銘柄(ティッカー): NextFundsダウジョーンズ工業株30種平均株価(為替ヘッジあり)連動方樹上投信(2846)
〇信託報酬率(年率):0.308%
(※)信託報酬率は2022年10月時点
ダウ平均に連動するETFですが、為替ヘッジ有になっています。
信託報酬率は0.308%と為替ヘッジ付にしては低い経費率になっています。
為替ヘッジをかけるのは円高がこれから進む可能性がある場合です。
2022年10月時点では1ドル=150円台まで円安が一時進みました。
ただ金利上昇も一服すると今後円高に戻す可能性もあります。
円高リスクを回避しつつ、ダウに投資したい人にとっては良い商品かもしれません。
はじめての方は、株式投資を小額ではじめるをおススメします!
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
米国株の買うタイミングのイメージがわきましたでしょうか?
ただ、どんなに勉強しても株式は実際に購入してみないと実感がわきません。
100度の机上の勉強より、1度のトライです。 成功した投資家はみなそういいます。
少額で練習をしてみて、慣れてきたら増やしていくことをおススメします。
「よしやってみよう」と思ったら、はやめにはじめてみましょう!