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2023年の投資戦略について、実際にトライアル投資をして考えてみた

こんにちは、たりくんです。

2023年の米国はインフレと景気後退になりそうです。

そんな厳しい環境の投資戦略について、いくつかの投資テーマを設けて実際にトライアル投資をしてみました

その結果も踏まえて、考えてみたいと思います。

まとめ(ざっくりいうと・・)

  • 2023年は厳しい投資環境になりそう。それでも稼げそうなテーマを考え1か月トライアル投資を実施
  • インド株投資は〇。すでに中国以外の新興国への資金移動は始まっている
  • 航空株投資は〇。日本を含むアジアのコロナからの回復はこれから進む
  • ゴールドは△⇒〇。景気後退はまだ来ていない。これからの伸びが期待
  • レバナスは×。円高リスク回避が狙いだが、ITグロースが弱すぎた。2023年後半に再検討
  • 暗号資産は×。米国で規制が整備されてからが拡大か。2024年が勝負か

目次

2023年の投資戦略を考えるために、1か月間トライアル投資を実施

2022年は株価が大きく調整する年になっていますが、2023年の投資環境も厳しそうです。

米国では2022年に急速なインフレが進み、消費者を苦しめています。

FRBがインフレ対策として進める利上げも、住宅ローン金利の上昇を通じて消費活動に影響しそうです。

この影響は2023年に出てくるとみられ、米国は景気後退になるのではないか、といわれています。

2023年も厳しい投資環境になりそうです。そのなかでも稼ぐための投資戦略はなんでしょうか。

ただ考えるだけでなく、実際にいくつかテーマを設けて10月⇒11月に少額でトライアル投資を実施してテストをしました

その結果とそれを踏まえた、今後の投資戦略を考えてみたいと思います。

2023年に向けたトライアル投資のテーマは5つ

一般的に景気後退の前半は株価は下落し、景気後退の底が見えてくると反転します。

なので様子見(現金化)というのが一つの手段ですが、底の判断は難しいです。

そうすると景気後退下でもチャンスになるテーマを考え、投資していくというのが大事です。

今回はトライアル投資として5つテーマを設けて、少額の投資を実施しました

トライアル投資テーマ

①新興国(インド株投資):米国も×、中国も×のなかで、資金が新興国にシフト

②コロナからの回復(日本航空株):日本・アジアの観光需要はこれから回復していく

③景気後退への備え(ゴールド):景気後退で資金の行き場がなくなれば、最後はゴールドに

④円高ヘッジ(レバナス):景気後退が本格化すると、米利下げ期待で円高進展。レバナスは為替ヘッジ有

⑤バブル崩壊済(暗号資産):暗号資産は既にバブル崩壊で逃げる人は逃げた。あとは反転を待つ

トライアル投資の結果、新興国・観光、ゴールドは〇、レバナス・暗号資産はまだ×

テーマごとの投資の結果は以下の通りです。

①新興国投資は〇。資金流入は始まっている。リスクもあるので複数国かインデックス

テーマは米国経済が厳しく、脱中国の動きを進む中で新興国にマネー流出があるかです。

今回は中国以外の新興国の代表として、インド株に投資をしました

具体的には、ウィズダムツリーインド株投資ファンド(EPI)です(図表の青色の線)。

結果は〇。すでに新興国への資金流入が始まっているようです。

SP500(図表の赤色の線)との比較でみると、特に9月ぐらいから逆転しています。

なお、新興国はインドだけではありません。

フロンティアマーケット全体に投資する ETFである、MSCI フロンティア・セレクト(FM)なども候補かな・・と思います。

 

②航空株は〇。日本やアジアのコロナからの回復はこれから。円安も名がいい目でポジティブ材料

次のテーマはコロナからの回復です。

欧米は実は観光客は既にかなり戻ってますが、日本やアジアはこれからです

ということは、これから航空関連株も本格回復が期待されます。

今回は日本・航空株に投資してみました。

結果は〇。日本の航空会社の株価はコロナ前の2/3程度ですが、徐々に戻しそうな気配です。

今年度決算も黒字が期待されます。

他のアジア航空株も含めて、要ウォッチだな・・と思います。

③ゴールドは今は△。景気後退はこれから始まる。今後は〇の期待大

次のテーマはゴールドです。

ゴールドは景気後退で資金の行き場がなくなった時に伸びる商品です。

結果は△でした。若干プラスで推移していますが、本格的な資産拡大にはなっていません。

米国の景気は今のところまだ底堅く、景気後退に至ってないことが大きそうです。

逆に言えば、まだ伸びしろがあるという意味で、今後は〇(伸びの期待大)かな、と投資をしてみて思いました。

④レバナスは×。為替ヘッジは有効だが、ITグロースが厳しすぎた

次のテーマは円高回帰です。

米金利の上昇でこれまで円安ドル高が進みましたが、景気後退になると今後はいつ利下げするかがテーマになり、米金利も下げ圧力が高まりそうです。

そうすると円高への回帰が想定されます。ドル資産を持っている人には脅威です。

そんな中、レバナスは為替ヘッジ有なので、円高局面で有効と思いトライアル購入しました。

結果は×。ちょうど150円近い円安から、138円ぐらいまで円高に戻しましたが、それでも運用益は若干のマイナス。

レバナスは本格的なグロース株が回復し始める、景気後退後半(2023年後半から2024年ごろでしょうか・・)を待たねばならないようです。

為替ヘッジ付のETFなら、むしろバリュー銘柄の多いダウ平均の為替ヘッジ付き(東証2846)当たりのほうがよさそうです。

⑤暗号資産は×。米国の規制整備や次のビットコインの半減期(2024年)を待つべきか

次のテーマはバブル崩壊後の底打ちです。

暗号資産は2022年初頭から、すでにかなり資金が流出しました。

売る人は売ってしまったということで、バブル崩壊後の底を買うチャンスという発想です

結果は×。取引所大手FTXの倒産など、まだまだ膿は出し切ってなさそうです。

米規制強化、そして次のビットコインの半減期などを考えると、2024年あたりが次の上昇タイミングかな・・と思いました。

個人的には今後10年ぐらいかけてメタバースが徐々に浸透、その時に使われる通貨はイーサリアムではないかとみていて、長い目で投資し始めるのはありかもしれません。

もちろん、もう一段の下押しリスクはあります。

まとめ:

トライアル投資の結果、いかがだったでしょうか。

2023年もかなり難しい年になりそうです。

少なくとも2023年は景気後退への備えとして現金やゴールドを持ちつつ、テーマとして新興国や観光株などに投資していくというのが一つの考え方かもしれません。

また円高ヘッジ付の投資としては、レバナスなどよりも、当面はダウの為替ヘッジ付きなどのほうがよさそうです。

また、2023年後半以降、2024年かもしれませんが、景気後退の底打ちの兆しが出てきたら、ようやくグロース株に投資できるタイミングが出てくるでしょうか。暗号資産も同様ですね。

11月末時点なので、状況をみながら戦略を変えていく、柔軟さが求められそうだな・・と思います。

なお、どんなに勉強しても株式は実際に購入してみないと実感がわきません。

少額で練習をしてみて、慣れてきたら増やしていくことをおすすめします。

LINE証券など、一定金額分の株式をもらえるところなどを活用するといいと思います。

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