2022年5月も市場は乱高下でしたね。
悲観ムードが5月中旬まで続いてましたが、5月末にかけてようやく底打ちか?という動きがありました。
一方でブルトラップ(一時的に戻すけども、また下方トレンドに戻ってしまう)懸念もありそうです。
たりくんのポートフォリオは引き続きインデックスをアウトパフォーム中です!
さっそく今月の運用状況と、現在のポートフォリオを見てみましょう。
2022年5月末のポートフォリオまとめ
- 5月は乱高下!たりくんポートフォリオはアウトパフォームを継続
- 米株を一部売却し円転。現金比率を高め、今後の円高・株安に備え
- いつから買い始めるか、6月のQT影響見定めてからでも遅くない
目次
5月の実績は年初比△3.0%だが、インデックスをアウトパフォーム
まずは2022年5月末時点の実績ですが、年初来では▲3.0%でした。
米国株を一部売却、その上で現金の多くを円転しました(キャッシュ比率は38%→56%)
1ドル=130円台の円安、長くは続かないかな・・と思い、米株売却とともに円転をしました。
なお、主要なインデックスは5月末は下記の結果でした。
ナスダック銘柄で構成されるQQQは厳しかったですねー。
主要なインデックスを超える運用成績(≒アウトパフォーム)ができました。
・たりくん(年初比▲3.0%) ・日本:日経平均(同▲6.3%) ・米国:SP500(同▲4.4%) ・米国:ナスダック100(同▲14.9%) (※)円換算しています
グラフで見るとこんな感じです
2022年5月末のポートフォリオ:インデックス7割強(米国・世界が拮抗)
現在のポートフォリオはインデックスが74%、個別株が17%、仮想通貨8%です。キャッシュ比率は56%です。
インデックス7割、個別株1.5割、仮想通貨1.5割をイメージしていたので、だいぶ理想に近づいてきました。
厳しい市場環境でインデックスをアウトパフォームしたのは、円安で売り抜けたことですね(汗)
米国株はインフレがテーマですが、景気後退へと関心が徐々に移っていくとみています。
通貨が110円台前半の時にドル転して米株を買ってたのですが、130円台に入ってから、そろそろ反転かな・・と思ったので、米株売却・円転をしました。
株価の下落を為替でカバーしてる感じですね。
これからの読みとして、インフレから景気後退リスクに関心が移っていく(あるいは移っている)とみています。
いま消費は好調なんですが、消費が落ちてくる→インフレは鈍化→景気後退大丈夫?ということです。
その時に起きるのは(一時起きましたが)米金利の低下です。
米金利低下すると円高になります。
さらに、米国景気後退懸念がある間は株も下がる懸念があります。
実際の景気後退は来年として、その半年前ぐらいが底といわれてますから、そうすると今年後半が本当の株価の底かな・・とみています。
円高・米株安は米国株投資で一番イタイシナリオなので、その備えのために現金化を勧めました。
景気後退とそれによる金利低下(≒円高)が進んだ時が、暴落する懸念があり、またその時こそが本当の買いのタイミングてみています。
また、仮想通貨のウェイトを徐々にふやしてます。
仮想通貨のなかでもイーサリアムは、うまくPoSに移行できれば、電力問題を解決する可能性が高い、本当の有力通貨になるとみています。
2022年6月以降の運用戦略:様子見継続、景気後退リスクをチェック
今後の戦略を整理しましょう。まずはこの先1年のたりくんのベースシナリオです。
タイミングが早まるかもですが、2023年初から米景気後退するとみてます。
株価は経験上その少し前に暴落するので、2022年半ば以降が要警戒です。
大事なのは、米景気後退が強く意識されると、株安だけでなく米金利も低下します。つまりドル安です。
これはかなり危険で、「米株安×ドル安=ダブルパンチ」ということです。
この読みがおそらく最大の今年のテーマです。
いつ売るか、そして、いつ買いなおすか。
暴落したらちょい買いを開始します。株価が再び戻るタイミングを読むは読みずらいので。
なお6月もずるずると下がって、暴落しないこともあります(汗)
その時はしょうがないので、PERがいいとこまで下がったら(16倍ぐらいかな・・)、買い始めますかねー。
6月の注目イベント:買うなら下旬だが・・
6月FOMCは経済指標は雇用統計とCPIに注目。
物価は下がる兆しがでるか、それとも雇用が悪くなったのかが大事です。
また6月FOMCは50bp。その後の注目は下記です
(なお、FOMCなにそれ?という方は、「(初心者向け)FOMCの注目ポイントは?」を見てください)
・6月1日 QT開始
・6月3日 米・雇用統計
・6月10日 米・CPI
・6月14・15日 米・FOMC
・6月15日 米・小売売上高
・6月21日 米・ミシガン大消費者信頼感指数
・6月16日 米・小売売上高
・その他① コロナ(中国のゼロコロナ政策は維持可能か?)
・その他② ロシア・ウクライナ情勢(紛争継続?石油は高止まり?)
・その他③ アノマリー(5-11月は売り)
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先行きを読む上で米国の経済指標はかなーり大事です。特に物価と消費関係。
CPIが週半ばに出ますので、こちらがコンセンサスを下回るかどうか。
あとは、物価上昇で消費が減速しないか。
消費マインドもチェックしましょう。