まとめ(ざっくりいうと・・)
- 株価の底を当てるのは激ムズ・・。だけどヒントはあります
- 株価の底は株価だけ見てもわからない。3つのヒントでチェックしよう
- ピンポイントで底を当てるのは難しい・・けど、ある程度の範囲ならわかる
目次
I株価の底で買いたい!どうしたらいい?
株価の底で買いたい!その気持ち、よくわかります。
株価が下がっているなかで、たまに反転すると、「来たか!!」と飛びついてしまう。
私も最初はそうでした。
次に起きるのは、「あれ・・また下がってきたぞ・・、なんだか下げ幅大きいぞ・・」
この一時的な上昇をブルトラップ(買いの罠)といいます。
そして、何度も罠に引っ掛かり、今度は「もうだまされないぞ・・」と買わなくなる。
そしたら今度はするすると上がっていくわけです。
では「罠」なのか「本当の底」なのかをどう見分けるか、これがポイントですよね。
じゃあ「どうするの?」って。
株価をみててもわかりません。
景気後退時の株価の底のヒントは3つあります。
チェックポイント①失業率はどうか?
米国の底の見極めポイントの一つ目は失業率です。
失業率が上がっている時というのは、景気がどんどん悪くなっているわけです。
基本的には失業率が上がり始めると株価がそれを織り込んで低下していきます。
図表はリーマンショックの時の株価と失業率の動きです。
失業率が急上昇するとともに、株価が急落してますねー。
ただ、失業率が上がりきる前に株価は反転します(ここがポイント!)
「株価の底」を考えるときは失業率の上がり始めは避け、ある程度拡大してきたところが「底」になるわけです。
よく「景気後退」は株価の売りとは限らないというのはこのためです。
景気後退を織り込み切ってその先が見え始めたら、「株価は買い」に転じるんです。
ただこれだと、「底」を当てるのは結構難しいですよねー。
そこで次にチェックすべきは「長期金利」です。
チェックポイント②長期金利(10年国債利回り)
失業率を確認したら、次にチェックすべきは長期金利です。
「失業率はいいとこまで上がってきたよなー、そろそろかなー」と考えるわけです。
じゃあ次に見極めるのか、その時のヒントが「長期金利」です。
景気後退なんだけど、長期金利が下げ止まった時、それが一つのタイミングです。
長期金利は何で決まるかといえば、ざっくりいうと、①足元の金利(政策金利)と②先行き見通しです
で、なぜ大事かというと、景気が悪い時は、足元の金利は下がってきます。
(景気が悪いので金融当局(FRB)は利下げをして景気を回復させようとするからです)
長期金利もそういう時は下がっていくのですが、しばらくすると下げ止まります。
これはなぜかというと、将来の先行きに対して(「もうそろそろ回復に転じるかな?」)と思うためです。
リーマンショックの時を見てみると、2008年末ぐらいが長期金利が下げ止まったタイミングで、その後株価は底(2009年2月)を打ち、反転しています。
さて、ここで「そうかも!」という人もいるでしょうし、「まてよ、もう一段下がってるじゃん」
という人がいるかもしれません。
そこで最後は出来高です。
チェックポイント③出来高
株価が下落し続けていると、どんどん株主は慎重になっていきます。
ただ一部の投機的な人は、「底だ!」といって買うわけです。
そういう時は買う人がいないので、一旦急上昇することがあります(ブルトラップ≒罠ですね)。
これは長続きしません。
ただ大手の機関投資家のうち一部が動くような流れになるとトレンドが変わります。
この違いを見分けるのが出来高です。
「出来高を伴って株価が上昇しているか」がブルトラップ(罠)と本当の上昇の見極めになるわけです。
3指標を確認すれば、底打ちのシグナルに。ピンポイントは難しいのでちょい買い
以上をまとめましょう。景気後退時の株価底打ちのチェックポイントは3つです
ポイント① 失業率はいいところまで上昇した?(上げ始めは×)
ポイント② 長期金利は下げどまった?(下げている間は×)
ポイント③ 株価の上昇し始めた時に出来高を伴っているか?(出来高小さかったら様子見)
株価の底を狙う場合、この3つのチェックポイントがヒントになります。
ただし、気を付ける点が2つあります。
①本当のピンポイントで当てるのは困難
そのため、数か月に分けてちょっとづつ買い増していくことをおススメします
②景気後退でないときは必ずしもなりたたない
景気回復期も株価は上下しますが、その際はこのポイントだけでは判断が難しいです。
まずは小額で練習することをおススメします!
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
景気後退の時の株価の底のイメージがわきましたでしょうか?
ただ、どんなに勉強しても株式は実際に購入してみないと実感がわきません。
少額で練習をしてみて、慣れてきたら増やしていくことをおススメします。
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