まとめ(ざっくりいうと・・)
- SPXSは米国株(SP500)が下がると、3倍の変動幅で上昇するETF
- 2022年初から9月末までにSPXSは7割以上上昇
- 米国株は下落リスクあり、SPXSは備えとして有効。ただし全力買い・長期保有は×
SPXSは、米国インデックスのSP500が下がると、その変動幅を3倍にして上昇するETFです。
要は株価が下落局面では上昇するETFということですね。
ベアとかショートと言ったりします。
ちなみにSP500が上昇すると、その3倍の変動幅で上昇するSPXLというのもあります。
実際のSPXSの動きは下図のようになります。
2022年は年初から下落していましたので、SPXSはかなり上昇しますね(9/27時点で、年初から75%上昇してます)。
目次
米国株が下がる局面で有効なSPXS。まだ買いのチャンスはあり
米国株はまだ下がる可能性があり、SPXSは備えとしては有効だと思います
米国株はさらに下がる可能性はあるとみています。
SP500は2022年初から20%近く下げました。
株価というのは、来年の業績予想(EPS)とその先の成長期待(PER)で決まります。
2022年9月までの下落は高すぎた成長期待(PER)が下がりました。今は適正水準になっています。
ただ来年の業績予想(EPS)は実は下がっていません。
米国は2023年にかけて景気後退になる可能性が高いといわれていて、これから下がる可能性があります。
過去の景気後退局面だと、EPSは大体10%以上低下してます。これからそれが起きる可能性があります。
SPXSは株価下落の備えに有効。ただし全力買いは×。長期保有も×
米国株下落への備えとしてSPXSは有効です。 ただレバレッジ商品は全力買いは×です。
また長期保有も×です。
SPXSはSP500の変動の3倍動きます。
米国株が下落すれば3倍上昇しますが、逆に言うと米国株が上昇すると3倍下落します。
かなりリスクのある商品なので、全力買いは×です。どんなに多くても運用資産の1/3以下にしましょう。
また長期保有も×です!
2022年末から2023年初ぐらいまでは米国株は下落する可能性があります。
その間は備えとして有効です。
ただ景気後退による業績懸念の折り込みが終われば米国株は反発します。
そうするとSPXSは下がります。
米国株は長期的には上昇していく可能性が高いので、そうするとどんどん下がってしまします 。
(過去5年で見ると1/10になっています)
SPXSは長期保有も×。
景気悪化をある程度株価が織り込んだら早めに手じまいをしましょう。
SPXSはあくまで短期・1/3以下で。下落の備えは基本はキャッシュです
その通りです。米株下落局面では、基本は現金で備え、SPXSの活用は、短期間かつ運用資金の一部にしましょう。
私自身も2022年は現金化比率をかなり高めていて(約5割)、SPXSも運用資産の一部(1~2割)です。
SPXSのコツはちょくちょく利益を確定することです。
また失敗したな・・と思ったら損切することです。
あまり大きな利益を狙いすぎずに、あくまで資産を減らさない手段として使う方がいいと思います。
機関投資家でもレバレッジ商品、特にショート(ベア)で大きな失敗する人は多いです。
慎重に、慎重に活用しましょう。
株式投資はまずは小額で練習することをおススメします!
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
SPXSの活用のイメージがわきましたでしょうか?
ただ、どんなに勉強しても株式は実際に購入してみないと実感がわきません。
100度の机上の勉強より、1度のトライです。
成功した投資家はみなそういいます。
少額で練習をしてみて、慣れてきたら増やしていくことをおススメします。
練習にお金を使いたくない、という人は証券会社のキャンペーンを活用しましょう。
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