2022年4月は乱高下、そしてトレンドは下げが続き、投資家にとって厳しい1カ月でした。
4月前半は厳しいとみてましたが、4月後半の確定申告終了後の個人の買いも限定的でした・・・。
それだけ市場参加者に悲観色が高まっているのだと思います。
たりくんのポートフォリオも下げは避けられませんでしたが、インデックスをアウトパフォームしました!
さて、さっそく今月の運用状況と、現在のポートフォリオを見てみましょう。
2022年4月末のポートフォリオのまとめ
- 4月は世界的株安!たりくんポートフォリオはアウトパフォームを継続
- インデックス7割強。ハイグロ株を一部売却
- 5~6月の戻り局面でさらに売却・円転。半ば以降の暴落に備える予定
目次
4月の実績は年初比△0.7%だが、インデックスをアウトパフォーム
まずは2022年4月末時点の実績ですが、前月比▲2.9%、年初来では▲0.7%でした。
有望ハイグロ株を手放しました。金利が低下し始めたらまた買います(汗)(キャッシュ比率は34%→38%)
円安の恩恵がありましたが、さすがに厳しかったー。現金化で何とかディフェンスした感じです。
なお、主要なインデックスは4月末は下記の結果でした。
ナスダック銘柄で構成されるQQQは厳しかったですねー。
主要なインデックスを超える運用成績(≒アウトパフォーム)は維持できました。
たりくんはショートポジションは慎重なので、リスクヘッジはキャッシュ化で対処してます。
ショートって本当に短期で張り付いてる人じゃないと危険なんですよね。。いきなり反転するので。
・たりくん(年初比▲0.7%) ・日本:日経平均(同▲8.4%) ・米国:SP500(同▲2.9%) ・米国:ナスダック100(同▲12.1%) (※)円換算しています
なお、グラフで見るとこんな感じです
2022年4月末のポートフォリオ:インデックス7割強(米国・世界が拮抗)
現在のポートフォリオはインデックスが76%、個別株が19%、仮想通貨5%です。キャッシュ比率は38%です。
インデックス7割、個別株1.5割、仮想通貨1.5割をイメージしていたので、ややインデックスよりですね。
しばらくキャッシュ温存局面とみてるので、あんまり4月から動かしてません。
厳しい市場環境でインデックスをアウトパフォームしたのは、①キャッシュ化と②円安の恩恵、の2つです。
両方の戦略の理由はシンプルで、ようは米金利の上昇です。
金利上昇局面では、株価にはネガティブ(特にグロース株)なので現金化、また日本との金利差拡大→円安ドル高です。
米金利上昇で円安は進むだろうとは思っていたので、早めにドル転(1ドル=110円台前半の時)しといて正解でした。
仮想通貨も、一時期グロースと同じ動きをしてましたが、ここにきて仮想通貨の方が下げが小さいです。
仮想通貨の代替資産としての価値は少しずつですが高まっている、とみてます。
相場って、兆しは出るんですよね。
同じ下げでも下げ幅に現れますが、差がちいさいので見逃しがちです。
これは今後の暴落への備えです。金利上昇とQTでどこかで暴落する可能性はぬぐえません。
その時こそチャンス、と考えています。
2022年5月以降の運用戦略:5月は株価が戻ればキャッシュ化
今後の戦略を整理しましょう。まずはこの先1年のたりくんのベースシナリオです。
タイミングが早まるかもですが、2023年初から米景気後退するとみてます。
株価は経験上その少し前に暴落するので、2022年半ば以降が要警戒です。
大事なのは、米景気後退が強く意識されると、株安だけでなく米金利も低下します。つまりドル安です。
これはかなり危険で、「米株安×ドル安=ダブルパンチ」ということです。
この読みがおそらく最大の今年のテーマです。
いつ売るか、そして、いつ買いなおすか。
5~6月は一時的な回復局面で(暴落前は結構株は戻ったりします)米株をある程度売り、そして円転しておきます。
暴落したらちょい買いを開始します。株価が再び戻るタイミングを読むは読みずらいので。
なお5-6月もずるずると下がって、暴落しないこともあります(汗)
その時はしょうがないので、PERがいいとこまで下がったら(16倍ぐらいかな・・)、買い始めますかねー。
5月の注目イベント:買うなら下旬だが・・
5月FOMCはブログを書いてる時点で終わりました。
サプライズはありませんでしたが、その後の記者会見でパウエルが75bpには慎重といったことぐらいです。
終わった後はハト派発言で上昇、その後は本当に利上げペース加速しないでインフレ抑えられるのか、との疑念が高まり反落と、乱高下しています(汗)
(FOMCなにそれ?という方は、「(初心者向け)FOMCの注目ポイントは?」を見てください)
さてその後の注目イベントは下記です。
・5月3・4日 FOMC ・5月6日 米・雇用統計 ・5月9日 ロシア・戦勝記念日 ・5月11日 米・CPI ・5月12日 米・PPI ・5月13日 米・ミシガン大消費者信頼感指数 ・5月17日 米・小売売上高 ・5月24日 米・住宅着工 ・その他① コロナ(中国のゼロコロナ政策は維持可能か?) ・その他② ロシア・ウクライナ情勢(紛争継続?石油は高止まり?) ・その他③ アノマリー(5-11月は売り) ・その他④ 6月14・15日FOMC(50bp利上げ、QT実施)
先行きを読む上で米国の経済指標はかなーり大事です。特に物価と消費関係。
CPI、PPIが週半ばに出ますので、こちらがコンセンサスを下回るかどうか。
あとは、物価上昇で消費が減速しないか。
消費マインドや金利に反応しやすい住宅着工の動きを見ましょう。